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いい甘え と、悪い甘えの違いはなんだろう?
いい甘え と悪い甘えの区別は難しい、というか考えている人はどれくらいいるだろう? 甘えたい人は多い。でも甘え自体は、大人になり切れていないとか、あまりよくないイメージが多いですね。いい大人が、なにいってるの? みたいなふうに見られたりもするので、その辺はある意味、人の判断です。
人がどう思うが、その人が持っている甘えたい気持ちは、抑えることができても消えるようなものではありません。そうするとどうやって付き合っていくのか? ということになります。
悪い甘えとは?
まず、悪い甘えですがこれは人間関係を崩します。甘え自体は相手から何かを引き出す行為ですが、相手が負担に思ってしまったり、負担を更に掛けていくようなことを続けたら、相手にも気持ちがありますから嫌に思ってしまいます。自分のやりたいことを相手に押し付けても、そこには限界があってそれを超えれば人間関係が崩れます。
そういう甘え方は、継続が難しく、相手が逃げて行ったりしてしまいます。
悪い甘え方をする人は、子供の頃から甘えることに問題があって、自分の欲求が満たされていないですね。
いい甘え とは?
逆にいい甘えというのは、甘えられた相手がちょっといい気分になります。踏み込み過ぎずに、相手の何かやってあげたい気持ちや、甘えさせて喜ばせて嬉しいという気持ちにするものです。これは恋愛中にはよく起こりますし、可愛いと思っている子供にはできるのではないかと思います。精神的もの余裕がある人は、人を甘えさせても怒ったりしません。逆に、追い込まれている、余裕のない人は、人のことまで面倒を見ている余裕がないので、どうしてもイライラしてしまいます。
よくスーパーや電車で子供に怒っている親御さんを見かけますね。
悪い甘えを続けるとどうなるか?
悪い甘えを続けていくと、いろいろやって欲しい、自分を優先して欲しいというのが多いですね。当然相手は逃げていくし、自分の欲求は満たされないから、イライラしたり、攻撃的になったりします。自分には甘えさせてくれる人もいないとか思い込んでしまう人もいます。そうなると、それを払拭するのはもう難しいですね。いい甘えを経験しないと、過去の経験を払拭することができませんから、甘えたくて甘えたくて仕方ない感じになって、旦那さんや恋人でそれが満たされないと、別のことで満たそうとします。不倫になるケースもあるし、何かの習い事で可愛がってもらうなんてこともあります。
どれを選択するかは、その人の経験によります。
いい甘え は陶酔?
では、いい甘えをすると人はどうなるでしょうか? 甘えさせてもらうと人は安心します。守られているような気になるかもしれません。甘え方も相手に負担をかけるものではありませんから、継続的に甘えても大丈夫です。人は安心すると穏やかになるから、幸せを感じるでしょう。でも、この甘えは、何でもしてもらおう的なもではなくて、理解してもらうわかってもらう自分を受け取ってもらう的な甘えです。だから、とても気分が良いはずです。
いいと悪いの境界線は?
いい甘えと悪い甘えの境界線は、なんでしょう? いい甘えは精神的な部分が強くて、それに付随して何かしてもらうことはあるけど精神的な充足感があります。悪い甘えは、何かしてもらう的な発送で、相手に負担をかけますが、その負担に耐えることを期待しているので、相手を試していると言ってもいいかもしれません。いい甘えは、精神的に満たされたくて、悪い甘えは行為的に満たして欲しいという違いです。
人間的に成長すれば、精神的な満足があれば大体満たされます。
まとめ
いい甘えは、精神的な満足です。肯定される人間関係で行えます。
悪い甘えは、相手を試す行為です。ダメな自分を受け入れて欲しいという、ね。