甘えではなくタカリ

甘えではなくタカリ

甘えではなくタカリ とは? 甘えとはコミュニケーションの手段であって、相手に行為や物品を要求することではありません。行為や物品を関係性などを利用して要求する行為はタカリです。

では、甘えとはどういうものなのでしょうか?

甘えではなくタカリ をやめて、甘えは特定の誰かだから価値がある。

甘えは、望んでいるものを満たしてほしいという行為ですが、特定に人に対して特定の気持ちです。それが、特定ではなく、誰でも良くなったらサービスでも買ってろ! ってことになります。

例えば、大事にされたいと思っている人がいて、誰でも? でしょうか?? みんなに大事にされたいとかいうかもしれませんが、それは視野が狭い時にそう思います。気持ち悪い人嫌な人にも大事にされたいでしょうか? 答えはNoですよね? 気づいていない時は全部って言いますが、気づけば選別が始まります。

大事にされたい誰かはある程度決まっていて、顔の見えない人は、きっと、どうでもいい人。
親や兄弟などの身内や、好きな人、パートナー、身近な人に大事にされていれば大抵はOKでしょう。

それが叶わないと補填に走って、変な人間関係を組み始めます。

甘えではなくタカリ になるのは、何かをくださいとかは、分かりやすいです。

何かは特定のものでもそうですし、不特定なものでもそうです。そういった何かをもらうことで、自分にはそれをもらえるだけの価値があると考えてしまいがち。そんなことしていたら、嫌われますよね? あげる側としては、それをしっかり使って形になってくれると嬉しいですが、クローゼットで埃を被り、処分に困り数年経つなんていうのは、あげた意味すら消失していますし、もらうときだけ調子良くて、あとは何もしない人とかありがちです。

これは物が欲しいのではなく、その扱いが欲しいだけです。タカリといえばタカリですから、これも嫌われます。結果につながらない人間関係は疎になりがちです。だんだん連絡もしづらくなって、別の甘え先を探す羽目になります。目をかけてくれた方からの記憶からも消えていきます。

甘えではなくタカリ をやめて、きちんと甘える。

きちんと甘えることは、精神的な部分を多分に含んでいて、許されます。甘える側も一生懸命やっていて、それを見ている甘えを容認する側も、それならばと思って甘えさせているわけです。だから、きちんと結果を出す。無茶な要求をしないことは大事です。

パソコンが買いたくて一生懸命バイトしてお金貯めたけど、ちょっと足りないところを親が援助してくれたなんていうのは、甘えがきちんとできています。

子供のゲーム買ってはまだ働けないから仕方ないけど、親の言うことを聞いたり、お手伝いをして望みを通すなんてことをします(その場限りが多いですけどね)。

自分も頑張る、それを手伝いたいだったら、きちんとコミュニケーションになっています。

自分は頑張らない、全部なんとかして欲しいって言う人が増えていますが、それはタカリです。

タカリ を止めるためには?

そうは言っても、タカリたい人はたくさんいます。自分は傷つきたくない、失敗したくない、お金も払いたくないって言う人たちですね。自分のことばかり考えているから人を助けたりするよりも、自分が助かりたいと考えています。こう言う人たちは、必要な物で無料でなければ対価を払う感じだと思います。

逆に、役に立たないと価値がないと言う人たちは、身を粉にして働きます。認められてナンボ、役に立ってナンボって言う生き方です。タカリ自体はあまりしないし、むしろ労力を提供したり、身銭を切ってくれますが、コミュニケーションにはなっていません。タカリの対極ではありますが、これも同じ問題を抱えています。

タカリ に足りていないものは?

タカリをしている人は、ちょっとした特別感が欲しいなんて人もいます。自分で拒絶しておいて、それでも大事にして欲しいなんて。よく、恋愛で相手を逃す人がやっている、相手を試す行為と同じです。安心がない人は、相手を疑い、遠ざけ、鞭(無知)で叩き、それでも大事にしてくれるのか? なんてことを試しますが、離れる人の方が多いはずです。

そんなことをしたら、あとで追いかけて縋っても、相手にはされません。相手の認識の中では最悪の人とセットされていますので、接触がないのにこれが払拭されるなんて言うことはまずないです。

足りていないものは・・・

足りていないものは、自分自身への信頼、自信、愛です。自分をそのまま受け入れると言うことができずに、いつも自分を批判してダメだと平気で言っています。それでは、他人から大事にされることはありません。

甘えではなくタカリ をやめて幸せになるには?

自分を信頼して、自信を持ち、愛することです。言葉で書くと上滑りしますが、その実感を得るためには、きちんとした甘えができることが前提です。